睡眠グッズにはどんな種類がある?
アイマスク、耳栓、ホワイトノイズ、アロマ、入浴グッズ、
枕、マットレスなど15種類を紹介。
寝つきが悪い40代の会社員に向けて、睡眠導入を助ける仕組み、
メリット・デメリット、選び方、注意点を分かりやすく解説します。
「布団に入っても、なかなか眠れない」
「仕事のことを考えているうちに、気がつけば深夜になっている」
「朝起きても疲れが取れず、また仕事に向かう」
40代になると、仕事の責任や家庭の事情、身体の変化などによって、
睡眠に悩む人も増えてきます。
そんなときに気になるのが、睡眠グッズ(快眠グッズ・安眠グッズ)です。
アイマスクや耳栓、アロマ、ホワイトノイズ、枕、マットレスなど、
世の中にはさまざまな商品があります。
しかし、どれを選んでも眠れるようになるわけではありません。
この記事では、睡眠グッズ15種類を5つのカテゴリーに分け、
それぞれの特徴や選び方を解説します。
そもそも睡眠グッズとは?
睡眠グッズとは、眠りやすい環境を整えたり、
就寝前のリラックスを助けたりするためのアイテムです。
大きく分けると、次の5種類があります。
- 光を調整するグッズ
- 音を調整するグッズ
- リラックスを助けるグッズ
- 温度や身体の快適性を整えるグッズ
- 睡眠習慣を記録・管理するグッズ
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、
良い睡眠には光・温度・音などの環境を整えることが重要とされています。
睡眠グッズを選ぶときは、まず自分が眠れない原因を考えることが大切です。
光を調整する睡眠グッズ3選
アイマスク|明るさが気になる人に
アイマスクは、目の周囲を覆って光を遮るグッズです。
街灯の光が入る寝室や、
家族と就寝時間が異なる家庭などで役立ちます。
メリット
- 比較的安価で試しやすい
- 旅行や出張にも持ち運べる
- 遮光カーテンが使えない場所でも利用できる
デメリット
- 顔への圧迫感が気になる場合がある
- 寝返りでずれることがある
- 肌に合わない素材では蒸れやかゆみが生じることがある
選ぶときは、鼻の周囲から光が入りにくく、
目を圧迫しない立体構造などを確認しましょう。
遮光カーテン|街灯や朝日を防ぎたい人に
寝室の窓から光が入る場合には、
遮光カーテンが役立ちます。
特に夜勤明けや早朝に睡眠を取る人は、
日中の明るさを調整することが重要です。
ただし、朝まで暗くし続ければよいというわけではありません。
起床後は朝の光を浴び、体内時計を整えることも大切です。
調光照明|寝る前の明るさを抑える
寝る直前まで強い照明の下で過ごしている人には、
明るさを調整できる照明が便利です。
就寝前は照明を少しずつ暗くし、
落ち着いた環境を作りましょう。
暖色系の照明でも、
明るすぎる場合は睡眠に影響することがあるため、
色だけでなく明るさも確認してください。
音を調整する睡眠グッズ3選
耳栓|生活音や車の音が気になる人に
耳栓は、周囲の騒音を抑えるためのグッズです。
家族の生活音や交通騒音などが気になる場合に試す価値があります。
素材にはフォームタイプやシリコンタイプなどがあります。
選び方のポイント
- 耳に合ったサイズを選ぶ
- 横向きで寝ても痛くなりにくいものを選ぶ
- 清潔に使用する
- 必要な警報や家族の呼びかけが聞こえるか確認する
耳に痛みや炎症がある場合は使用を避け、
必要に応じて耳鼻科に相談しましょう。

ホワイトノイズマシン|周囲の音を目立ちにくくする
ホワイトノイズとは、幅広い周波数を含む一定の音のことです。
専用機器では、雨音や波の音などを再生できる商品もあります。
周囲の突発的な音を目立ちにくくする目的で利用されますが、
睡眠改善効果については研究結果が一致していません。
音量が大きすぎると逆効果になる場合もあるため、小さな音量で試しましょう。
リラックス音楽|仕事モードから気持ちを切り替える
クラシック音楽、自然音、落ち着いたインストゥルメンタル音楽なども、
就寝前のリラックスに利用されています。
ただし、好きな音楽なら何でもよいわけではありません。
歌詞が気になったり、テンポの速い曲で気分が高ぶったりする場合もあります。
就寝前に短時間流し、眠るときはタイマーで停止する方法もおすすめです。
リラックスを助ける睡眠グッズ3選
アロマディフューザー|香りで気分を切り替える
ラベンダーなどの香りを利用して、
就寝前の気分を落ち着ける方法があります。
アロマと睡眠に関する研究では、
睡眠の主観的な評価が改善した報告もありますが、
研究方法にばらつきがあり、誰にでも効果があるとは限りません。
注意点
- 香りが苦手なら無理に使わない
- 精油を直接肌に塗らない
- 喘息やアレルギーがある場合は慎重に使用する
- ペットがいる家庭では精油の種類や使用環境に注意する
アロマは治療ではなく、リラックスの補助として考えましょう。
入浴剤|就寝前の入浴を心地よくする
就寝前の入浴は、身体を温めてリラックスする習慣として役立ちます。
厚生労働省の睡眠ガイドでは、
就寝の約1〜2時間前に入浴して身体を温めることが、
入眠しやすさにつながるとされています。
入浴剤そのものに特別な睡眠導入効果があるとは限りませんが、
好みの香りや使用感を楽しむことで、
入浴習慣を続けやすくなる場合があります。
熱すぎる湯や長湯は避け、無理のない温度と時間で入浴しましょう。
ホットアイマスク|目元を温めてリラックス
パソコンやスマートフォンを長時間使う40代の会社員にとって、
目元の温熱グッズは魅力的です。
目元を温めることで心地よさを感じる人もいます。
ただし、目の疲れの治療や不眠症の改善を保証するものではありません。
製品の使用時間を守り、熱さを感じたら使用を中止してください。
温度と身体の快適性を整える睡眠グッズ5選
湯たんぽ|冬の冷たい寝床に
足元が冷たくて寝つきにくい人には、
湯たんぽが役立つ場合があります。
ただし、就寝中に直接身体へ長時間触れさせると、
低温やけどの危険があります。
寝る前に布団を温め、就寝時は身体に触れない場所へ移すなど、
製品の説明書に従って安全に使用しましょう。
エアコン・温湿度計|寝室環境を見直す
夏の暑さや冬の寒さは、睡眠を妨げる原因になります。
エアコンや温湿度計を利用すると、
寝室の状態を確認しながら調整できます。
適切な温度には個人差があるため、
特定の温度だけにこだわらず、
暑さや寒さで目覚めない環境を目指しましょう。
快眠パジャマ|寝返りや蒸れを妨げない
睡眠中の衣服は、肌触りや通気性、締め付けの少なさが重要です。
綿や吸湿性のある素材など、季節に合った寝衣を選びましょう。
高価なパジャマでなくても、清潔で動きやすく、
快適に眠れるものであれば十分です。
枕|首や肩の負担を考える
枕は、頭と首を支える大切な寝具です。
高さが合わないと、首や肩に違和感を覚えることがあります。
仰向けと横向きでは必要な高さが異なるため、
自分の寝姿勢に合わせて選ぶことが重要です。
「高い枕ほどよい」
「低反発なら誰でも快眠できる」
といった考え方は避けましょう。
マットレス|寝姿勢と寝返りを支える
マットレスは、身体を支え、寝返りしやすい環境を作る寝具です。
40代になると、腰や背中の違和感が気になり、
マットレスを見直す人もいます。
ただし、硬ければ硬いほどよいわけではありません。
体格や寝姿勢、好みに合う硬さや構造を選びましょう。
マットレスを替えるだけで腰痛や不眠が治るわけではないため、
症状が続く場合は医療機関への相談も大切です。
睡眠習慣を確認するグッズ
スマートウォッチ・睡眠トラッカー
スマートウォッチやスマートリングには、
睡眠時間や心拍数などを記録する機能があります。
毎日の就寝・起床時刻を振り返る目的では便利です。
一方で、一般向け機器による睡眠段階の推定には限界があります。
「深い睡眠が何分だったか」という数字だけで、
睡眠の良し悪しを判断しないようにしましょう。
また、睡眠スコアを気にしすぎて、
かえって眠れなくなる場合にも注意が必要です。
40代の会社員におすすめの睡眠グッズの選び方
ここでは、代表的な悩みごとに考えてみましょう。
ケース① 仕事のストレスで寝つけない
まずは、寝る直前まで仕事のメールを確認する習慣を見直しましょう。
そのうえで、調光照明や入浴剤、
リラックス音楽などを試す方法があります。
大切なのは、眠る前に仕事から離れる時間を作ることです。
ケース② 夜中に物音で目が覚める
最初に寝室の騒音源を確認しましょう。
窓から入る音なら防音対策、
室内の音なら家族との生活時間の調整なども考えられます。
必要に応じて耳栓を検討してください。
ケース③ 腰や肩が気になって眠れない
枕やマットレスの高さ、硬さ、寝姿勢を確認しましょう。
ただし、痛みの原因が寝具以外にあることもあります。
痛みが続く場合や、しびれなどを伴う場合は医療機関に相談してください。
ケース④ 暑くて眠れない
まずは寝室の温度や湿度を確認します。
エアコンや寝具、パジャマを組み合わせて、
快適な環境を整えましょう。
ケース⑤ 朝起きても疲れが残る
寝具だけでなく、睡眠時間や生活習慣、いびきの有無も確認しましょう。
十分な時間眠っているのに強い眠気が続く場合は、
睡眠時無呼吸症候群などの可能性もあるため、医療機関で相談することが重要です。
睡眠グッズはどの順番で購入すればよい?
睡眠グッズは種類が多いため、
何から買えばよいか迷うことがあります。
おすすめは、次の順番です。
ステップ1:お金をかけずに寝室を見直す
照明を暗くする、スマートフォンを寝床に持ち込まない、
室温を調整するなど、できることから始めます。
ステップ2:小さな不快感を減らす
光が気になるならアイマスク、音が気になるなら耳栓など、
悩みに合った小物を試します。
ステップ3:寝具を見直す
枕やマットレスが合わないと感じる場合は、サイズや寝姿勢、
返品条件などを確認しながら比較します。
ステップ4:必要に応じて睡眠記録を活用する
睡眠記録は生活習慣の振り返りに役立て、
数値に振り回されないようにしましょう。
睡眠グッズを購入するときの注意点
「必ず眠れる」という宣伝を信じすぎない
睡眠グッズの効果には個人差があります。
特定の商品で不眠が治るといった宣伝には注意しましょう。
高額な商品から購入しない
寝室の光や温度を見直すだけで、不快感が減る場合もあります。
まずは原因を考えてから購入しましょう。
睡眠不足をグッズだけで解決しようとしない
毎日の睡眠時間が足りない場合、グッズだけで不足を補うことはできません。
仕事や家事の時間配分も含めて見直すことが大切です。
不眠が長引く場合は医療機関に相談する
寝つけない、夜中に何度も目が覚める、
日中に強い眠気があるなどの状態が続き、
生活に支障が出ている場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
慢性的な不眠には、認知行動療法などの専門的な対応が役立つ場合があります。
まとめ|睡眠グッズは「眠れない原因」に合わせて選ぼう
睡眠グッズには、アイマスク、耳栓、アロマ、入浴剤、
枕、マットレスなど、さまざまな種類があります。
しかし、どれか一つを購入すれば、
必ず眠れるようになるわけではありません。
大切なのは、自分の睡眠を妨げているものが何かを考えることです。
- 光が気になるなら、アイマスクや遮光カーテン
- 音が気になるなら、耳栓や寝室の防音対策
- 気持ちが落ち着かないなら、入浴やリラックス習慣
- 暑さや寒さが気になるなら、空調や寝具の調整
- 首や腰が気になるなら、枕やマットレスの見直し
40代は、仕事や家庭の責任が重なり、
睡眠を後回しにしがちな年代です。
だからこそ、睡眠グッズを上手に利用しながら、
毎日の睡眠環境を少しずつ整えていきましょう。
快眠への第一歩は、
高価なグッズを購入することではなく、
自分に合った眠りの環境を見つけることです。
快眠ラボでは、これからも40代の働く人に向けて、
寝具選びや睡眠環境の改善方法を紹介していきます。


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